ナンバープレートの地名が県内で1種類だけなのは、秋田・富山・福井・滋賀・京都・和歌山・鳥取・徳島・愛媛・高知・佐賀・熊本・大分・宮崎・沖縄の15府県でした。
四国や九州地方に多い傾向ですが、なかでも印象的なのが京都府です。人口は250万人で政令指定都市も抱えていますが、京都府全域が京都ナンバーとなっています。
これら15府県は、秋田県は「秋田」のように、いずれも府県名がそのままナンバーの地名になっています。
ちなみに県内で地名が2種類なのは、宮城・山形・山
梨・岐阜・石川・奈良・兵庫・島根・岡山・広島・山
口・香川・長崎・鹿児島の14県です。
北海道は広いだけあり、9種類の地名を抱えています。
札幌・函館・旭川・室蘭・釧路・帯広・北見の7種に加え、ご当地ナンバーの苫小牧と知床です。知床ナンバーの対象地域は、釧路運輸支局と北見運輸支局にまたがっています。
そして全国最多の10種類をそろえているのが、東
京と千葉の2都県です。
東京都は、品川・練馬・足立・八王子・多摩の5種類に、ご当地ナンバーの世田谷・杉並・板橋・江東・葛飾の5種類が加わります。これらのご当地ナンバーは、いずれも5区がそれぞれ単独で対象になっています。
ちなみに伊豆諸島や小笠原諸島などの島嶼(とうしょ)部は、品川ナンバーです。
ご当地ナンバーが増えたことで、千葉ナンバーの対象地域のど真ん中に成田ナンバーが割って入っていたり、市川・船橋ナンバーの誕生により浦安市が習志野ナンバー地域の飛び地になっていたりと、その対象地域は全国随一の複雑さといえます。
このほか愛知県は8種類(名古屋・豊橋・岡崎・三河・豊田・一宮・尾張小牧・春日井)、埼玉県は7種類(大宮・川口・川越・所沢・熊谷・春日部・越谷)でした。
このようにナンバー地名の数は、京都府や兵庫県(神戸と姫路の2種類)など一部例外はあるものの、やはり人口の多さに比例してナンバーの地名も多くなる傾向が見られます。