つぶらeyes

日々の見た目

金は貯まらんけれど

15時頃から雨が降り出しましたが、それまででも風の強い
1日でした。

先日の爆弾低気圧ほどのことはなかったし、昼間で10度越
えの気温でした。

このところ波板のテラス屋根が破損したりしてお呼びがかか
ったのは、たいていプラフック(プラスチック製フック)の
劣化で浮き上がる現象が多かったです。

 

 

 

 

左側が劣化した例で黒い部分はスポンジのクッション状で
その下の心棒が劣化してポキッと折れちゃうんです。
右側は取り替えた新品のプラフックで、取付時に捩じって
押さえつけないといけないので、指を引っ掛ける部分も
ピカピカの状態です。

このフックが上等なものだと金属製の物もありますが、
実際、波板のテラス屋根は強度がそんなに強くないもので
風速40m/秒ぐらいの強風になったら、柱や母屋材や
垂木などのアルミ材が折れ曲がったり変形してしまわない
ように、安価な波板の方が吹き飛ぶように設計されて
いるので、鉄製の厚みのある素材用でアルミ材にはあまり
お奨めできないのです。

 

 

こちらのお宅の例の場合でも手前端の1枚の波板は割れて
飛んで行っていました。

ガレージ用の5mm厚以上のポリカーボネートなどは、押さえ
板とビス止めしてあり、そう簡単に飛んでは行かないですが
柱などの金属部分が台風の暴風で変形したのは見たことが
あります。

今期は温暖な天候で大丈夫ですが、奈良の盆地の平野部では
屋根への積雪が普通30cm程度用で、そんなに積もることは
無いのですが、家屋の大屋根に積もった雪が日中に温められて
ガレージ屋根に落ち、その衝撃で割れるという事がよくありま
した。

もし古い波板の屋根のテラスなどがお宅にありましたら、
一度点検をお勧めします。

 

それと家屋のセメント系屋根。
今日伺ったお宅では洋風の厚みの厚いモニエル瓦でしたが
北西側は表面がもう風化していてザラザラでした。

 

今すぐどうこうという状態ではありませんでしたが建築後
40年ほどだそうでした。
直接雨風が当たりにくいところはまだ綺麗な部分もあって

 

元々の瓦の色をとどめているところもあり、セメント瓦の
表面が完全にボロボロになる前に塗装を考えておくことを
お勧めしました。

最近はもっと薄いカラーベストが使われているところが多い
ので、早めの処置が家屋を長持ちさせるために要注意だと
思いますね。

40年ともなると戸樋も詰まっていたりして、こちらの
お宅では苔と泥がビッシリ詰まっていました。

 

 

タマにはこんなお話も。