このところの仕事で続けて2件のリビングの増築をさせていただいた。
せっかくリフォームするのだから今注目されているエコを考慮して
断熱性を重視した工事をさせていただこうと
◆床・壁・天井の断熱材を層の厚いものにする。
◆窓サッシュに真空断熱二重ガラスの製品を採用する。
ご提案をしてさしあげた。
一般的なリフォームと比べると少々高くはなるものの、今後永年のエコを考えてと断熱性だけではなく防音性にも高性能だということを施主様に理解を頂き、快く御了承いただいた。
ここまでは普通によくある話である。
今年の国(国土交通省・経済産業省・環境省)の施策で
平成22年1月1日〜平成22年12月31日に着手したもので
平成22年1月28日以降に工事が完了したもの という条件の下
A. 窓の断熱改修
B. 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
及びAまたはBの改修工事と一体的に行うバリアフリー改修工事
には、申請をするとエコポイントが付与されることが3月の末に決まった。
期間の条件的には2件とも合致しているので申請の手続きを始めた。
近畿地方の大半は地域区分4で
二重構造のガラス入り建具で、ガラス中央部の熱貫流率が4.00以下であるもの
(ガラス単板入り建具の二重構造であるもの)
一重構造のガラス入り建具で、ガラス中央部の熱貫流率が4.00以下であるもの
(ガラス単板2枚使用(中間空気層12ミリメートル以上のもの)
又は複層ガラス(空気層6ミリメートルのもの)入り建具であるもの)
が使用例となっている。
ところが一部地域だけ地域区分3のところがあった。
奈良県で言えば
宇陀市(旧住所:宇陀郡室生村)、吉野郡野迫川村、
吉野郡東吉野村、 五條市(旧住所:吉野郡大塔村)、
生駒郡平群町、生駒市、
奈良市(旧住所:山辺郡都祁村)
そんなん 変やん!!
2件の施主様はどちらもその3地域。
建具が木製又はプラスチック製であり、ガラス中央部の熱貫流率が2.91以下であるもの
という条件が付加されるほどの寒冷度の高い(めっちゃ寒い)地域に指定されていた。
同じ奈良県でも他の地域ではエコポイントが付与される施工をさせていただいたのに、この場合は付かないということなのである。
近畿地方全体を見てももっと寒い地域は沢山有るのに
なんで? 誰が決めたん? 何が基準なん?
お国のやりはることはわからん。