つぶらeyes

日々の見た目


まだ新築して2年ほどの家を手放されたところ、お世話になっているお得意様がすぐに購入された。

断熱をよく考慮されたお宅で内装も質の良いものをつようした最新のオール電化住宅だが、外構工事は未着手のままだったため依頼を受けた。
 
南面           西面           東面

南面(正面)は元来(2年前)に新築した時に建築基準法による宅地後退があり、縁石から内側が敷地となっている。
 ・塀とフェンスで囲いたい
 ・庭として花壇を作りたい
 ・リビングから庭に降りて水遣り、愛犬の運動場
塀で囲いきってしまう前にリビングの掃出し窓前にテラスを作り、直射日光を遮り雨の日も出れるようにテラス屋根を作った。

花壇は高齢になって腰を曲げるのが辛くならないように少し高い目のものにして、植物が外部にはみ出ないようにリブブロックで塀を立ち上げ、その上にフェンスを設置した。
「出来る限り外部から直接に内部が覗けないように」と遮蔽効果の高いフェンスを希望されたが、ある程度は見えるようにもしておかないと防犯上良くない(不審者の侵入も発見できない)と、ご提案して折衷案を取り入れた。


西面は隣家のキッチン・洗面・浴室など水廻りの窓に面していたので、お互いのプライバシー保護のためにポリカーボネート製の半透明板を設置して、日中の明るさは失わないように配慮した。


東面には2台分駐車できるカーポートを設置して、西面と同様に隣家との遮蔽板を設置した。

土間コンクリート・カーテンゲート・埋め込みポール(来客用の駐車スペースが確保できて道路とは仕切れる)などを設置。
 
車の出し入れでオープンな玄関前となったが、ガレージ部分のコンクリートで無機質な感じのアプローチにならないように曲線を用い、雨などでで滑りにくいように小石を樹脂製のボンドで固めた面とした。
庭の花壇、テラス、ガレージ以外の土の部分にはジャミ石を敷き詰め、雑草の繁殖を防ぐのと歩けば足音がして防犯になるよう配慮した。

花壇には季節ごとに花が咲くように施主様が手入れされ庭の隅には木犀、玄関横にはハナミズキと紫陽花(ファンタジア)を植え2〜3年後の成長を楽しみにされています。