瓦の葺き替えを依頼してもなかなか屋根の上まで上がって見るものでもありませんね。
まず高い所の作業で傾斜があって足場が悪い。
万が一落ちたりすると大怪我をします。
そこで実際にどんな作業をしているかを説明します。
とにかく最初に現状の瓦を取り除かなければなりません。
昭和の頃に建てられた木造建築に乗せられている瓦は、ほとんどその下に土があり、下のほうから上に向かって組み合わせるように葺いて行き、一番上の「のし瓦」や「棟瓦」で押さえるように設置されています。
ですから上から順に剥離していきます。
土は粘土のような役割で瓦の位置を整えたり、傾斜を合わせたりすると共に固定する役割と、敷設後の乾燥によって断熱効果を持ちます。