つぶらeyes

日々の見た目

トイレをリフォームされる場合にも様々な理由があります。 
 ①単純に汚れや古くなったための改装
 ②狭いから拡げたい
 ③高齢化・身体障害などに伴うバリアフリー化   など。

今回は下水道の整備による直放流に伴うリフォームについて紹介します。

T様の地域では下水道整備に伴い公共下水道配管が埋設され、順次汲み取り式から直放流へと移行され、奈良県全体では68.1% この地域での普及率はまだ43.1%出しかありません(平成17年度末現在)。 日本全国の全国の下水道普及率は69.3%と言うのが現状です。

トイレは汲み取り式の簡易水洗(コップ1杯程度の水洗)で単独の便槽に貯蔵されていました。
またそのほかにも当然、キッチン・洗面・洗濯機・浴室の雑排水があります。


家庭の排水には他にも雨水排水があり、下水道配管には汚水雑排水しか流してはいけなく、雨水は別経路で流さなければなりません。

幸いT様のお宅では雑排水を全て1本にまとめて流されていて、雨水は全く違う経路で別にされていました。 もし雑排水と同じルートで雨水を流されている場合は、どちらかの排水枡と配管をを新設する必要があります。

便槽は基本的に撤去するのですが、全撤去するには費用もかさみますので、最終汲み取り(施主様手配、汲み取り業者施工・洗浄まで含む)を行った後、底や側面に穴を開け(ガス抜き・水溜り防止)土砂で埋め込むのが通常です。

枡は掃除や点検が容易にできるよう、各排水箇所につき1個設けるのが原則です。(距離や経路の都合で何箇所かをまとめる場合もある)家屋から外へ流出した部分には必ず枡を設け、公共枡の手前にドロップ枡などを設置するのも普通です。


完成したトイレは、タンクの見えないワンピース型を選び、床面の掃除がし易いように ハイドロセラ・フロア(セラミックパネル)を使用し、温水洗浄便座を採用。
そのほかにも手摺を設置したり紙巻器や手洗い器にも施主様の好みを入れて、スッキリとした使いやすいトイレとさせていただきました。