つぶらeyes

日々の見た目

最近多いパターンとして、和室を洋間に変えるリフォームが増えています。
ペッタリと畳の上に座る生活から椅子に座る生活への習慣変化もその理由の一つかも知れません。
その他の理由としても様々なものがありますが
a;塗り壁(ジュラク壁・綿壁など)の剥離を綺麗にしたい。
b;家具を置くのに不安定である。
c;畳の表が痛み易く、焼けや磨り減りで表替えや作り変えが面倒で高価である。
などが主な理由で有るようです。

床はフローアーにして欲しいと言うのが一般的になります。
壁は柱を石膏ボードやベニヤ板で隠してしまう全くの洋室としてしまう方法と、折角の化粧柱は残して和洋折衷タイプの部屋にしてしまう方法が多く見られます。

今回は比較的安価な和洋折衷タイプの例を挙げましょう。

まず施工前の状況です。(6帖の居間の例)

畳を撤去し、畳の下地床の調整を行います。
その後既存の床の上に、敷居や畳寄せの高さ(畳の厚み=約46〜58mm)に合わせるように根太(34〜45mm)を固定し、その上にフロアー板を貼って行きます。


この時、予算が有れば断熱材を根太の間に入れると冷暖房効果が上がります。
既存の床と新規の床に密閉された空気層が出来ますので、入れなくても断熱効果はある程度期待できます。

壁は柱や長押(なげし)を残したまま、塗り壁の上にベニヤ板を貼ります。
柱や鴨居のチリ(奥行き)によっても違いますが、最低4mm厚以上で標準5.5mm厚の物を使います。(塗り壁が必ずしも平らではないため)

続く。