これにより内核は地球の自転とは異なる速度で回転 できるようになっています。
地球の核は半径約3540キロで火星ほどの大きさ。
鉄とニッケル が主成分で、地球の質量の約3分の1を占めます。
北京大学の研究者イー・ヤン氏とシャオドン・ソン教授は23日発 行の科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」掲載の論文で、 内核を通過する地震波を調査し、1960年代以降の記録も参照し て内核の回転速度を推定していました。
論文は「内核がこの10年間ほぼ停止し、逆戻りしている可能性も あることを示唆する驚くべき観測だ」と言及。
ソン氏は「 1980~90年の10年間は明確な変化があるが、2010~2 0年には大きな変化がない」と述べました。
内核の回転する様子を把握できれば、地球内部の 各層の相互作用についても解明が進みます。
だが、回転速度や速度の変化については議論がある。
オーストラリア国立大学の地球物理学者フルボイエ・トカルチッチ 氏は「内核は完全には止まっていない」と指摘しています。
今回の研究は 「内核が10年前より地球の残りの部分とより同期的になっている ことを示すもの」とし「大変動は起きていない」 との見方を示されました。
なんかお腹がグルグルいいそうなお話しでした。