つぶらeyes

日々の見た目

貴重な体験

理系人間として一度は経験してみたいということがいろいろあります。

ま、お金があれば『元ぞぞのまえざわサン』のように宇宙旅行なんてのもゆめが丘だけど、まず無理。
F1レーサーとかスカイダイビングにスキューバダイビングなんかもやれずに来たなぁ。
 
医学的にはMRIもCTも経験した。
痛いことは嫌だし恐ろしいけど、IVR造影検査なんて誰でも彼でも出来るモノではありゃしません。
 


取り敢えず朝は食べさせてもらいCT検査。
飲食はそこまでで水も飲めなく絶食で三時間後、IVRのステージ上に。
周りを見渡したら壁も天井も機械だらけなのにステージ周りにもCTの回転器械体操みたいなのや、グルグル動き回るレントゲンのパレットタウンみたいなのや。
凄い凄い‼️
天井のレールからダクトやら興味をそそる物ばかり。
 
手首と肘の間の動脈にカテーテルチューブを挿管して開始。
 
折角のチャンスなのに顔の周りに頭打ち固定材を差し込まれて肝心な事が見渡せない。
だから耳だけがダンボになる。
周りの撮影装置がじわじわ動くので「今頃脇を通って心臓を潜り抜けて頸動脈をかけ上がってる」なんて想像するけど、感触に実管はない。
 
何枚画像を撮ったんだろ?
造影剤が噴射される度に人の話で聞いていた【熱さ】が染み渡る。
後頭部で炸裂すると舌の奥がカッとアツクなる。
カテーテルは右手からなのに場合によっては左の脇腹で熱くなる。
 
閃光が走る。


まるで花火大会のようにクワーッと明るくなったら、自分の脳の血管が金色の稲光に見えた。
 
こんな経験、健康だったら一生することもなかったかも知れない。
 
とにかく夕食までには帰してもらえた。


それでも空いた孔の止血が最低6時間だったから箸が使えず、左手でスプーンとフォーク。
倍の時間を要しました。