つぶらeyes

日々の見た目

「うちはあまり広いキッチンじゃないのに小物をいっぱい置いていてねぇ」
今回の施主様の奥様の悩みでした。


子供さん達を社会に巣立たせてご夫婦お二人だけの家庭となったこのお宅では、充分なキッチンではないかと思うのですが、広い狭いは別として同じ悩みをお持ちの方も多いのではないかと思います。
カウンターも品物を置くには少し小さく、下の棚もご主人の手作りの大切な物で大切にしたいものでした。
ですが、不安定であるとともに小物に埃が被るのを気にされて、奥の食器棚や窓を覆うほどの置き方を改善したくてウズウズされていたようでした。

元々の新築以来ずっと使っていたキッチンが痛んできた時期で、そろそろ替えたいと思い出してくると、だんだん新しくしたい気持ちが高まってきて、それに気が付いたという感じのご様子でした。

使っておられる冷蔵庫の淡いグリーンがお気に入りでしたので、新しいシステムキッチンもそれに合わせた色を選びました。

サイドの腰壁を取っ払ってスッキリさせた分、キッチン自身は15cm大きく出来ました。
東向きの窓も広く明かりを採れるようにして、朝日の眩しさと夜の影が映るのを防ぐ意味でブラインドをつけると、僅かながらでも「豪華な雰囲気になった」と喜んでおられました。

リフォーム前の写真では分かりませんが、垂れ壁に無かった吊戸棚を壁を補強して電動式の物をつけました。
背面の収納も小物の高さに合わせて収納できて、見やすく整理しやすい引き出し状に。
カウンターも大きな皿が配膳用に乗せられるほどの大きさのものにして、高さを低く
押さえ、テーブルの横ですぐに使えるように低いワゴンに電気ポットや炊飯器、給茶セット等を配置しました。

電子レンジやオーブントースターなども専用電気配線を追加して、調理をしやすくしました。