つぶらeyes

日々の見た目

揺らぐ心

日本海側を中心に、不気味な揺れが続いている。
6月19日に石川県能登地方で震度6弱、6月
20日に同能登地方で震度5強、北海道宗谷地
方で震度4、新潟県上越地方で震度3……。
19日に起きた能登地方の大きな横揺れは、約3
0秒間にわたり続いた。北陸地方では、各地で
神社の鳥居や墓石、住宅の塀が倒壊。10人ほど
の負傷者が出ている。 だが、連日の大きな地
震は予兆に過ぎないという。
 
 
立命館大学環太平洋文明研究センター特任教授の
高橋学氏が解説する。 「北陸、上越地方は北米
プレートとユーラシアプレートが、正面衝突して
いる場所です。マグニチュード(M)7.5規模
の大きな地震が起こすエネルギーが溜まっていま
す。
 
 
しかし今回起きているのは、M5.4クラス
。石川や福井、富山、新潟などを震源にした大地
震が起きる前の、中規模な揺れと言えるでしょう」
 
 
能登半島の最近の地震では遠いながらもやはり
太平洋プレートの影響で取り含まれた水が染み
上がり地震を起こしているとか。
 
 
有馬温泉は温泉は湧き出すのに地震がないのが不
思議なところです。
有馬の下はプレートが熱いので、60㎞くらいの
浅いところで高温の水が絞り出されてしまいます
。もっと深いところでは水がほとんど出なくなり
、当然マグマも火山もできません。また、浅いと
ころで絞り出された水は、何かの拍子に地表へ上
がっていき温泉になります。
しかし太平洋プレートで出来た水が約1万年前の
ものがやっと湧き上がっています。
​一万年もの前の温泉に浸かっているなんてね。
 
10%くらい鉄が含まれる玄武岩からも高温環境
下で鉄分がいっぱい溶け出します。高濃度の塩分
、炭酸、鉄分─まさに金泉の泉質ですよね。そう
、金泉は沈み込んだプレートと直結した温泉なんです。
 
炭酸ガスは軽いので上に上がっていきますが、
それが地下水と反応し温泉ができます。それ
がまさに銀泉や宝塚、灘の炭酸温泉です。
 
 
近畿一円で起きている地震和歌山県北部だけに
小さな地震が多い理由は、実はよくわかっていま
せん。気象庁のデータでは、今年1月1日から2
月21日までに全国で震度1以上を観測した地震
は257回。うち9回が「和歌山県北部」や「紀
伊水道」で起きていました。ほぼ5.7日に1回
和歌山県北部周辺で地震が起きていたことにな
ります。でも最近の学説では、和歌山県北部のあ
たりでは地下深くから圧力の高い水がじわじわ上
がってきていて、それが地震を引き起こしている
ということになっています。
 
 
また京都府南部亀岡あたりの地震チェーン地震
と言って、その名のとおり、圧力を受けた断層が
次々に割れることで発生する。特に内陸部で連鎖
的に起こり、プレート境界型の巨大地震の前兆と
なることから、近年、大きな注目が集まっている。
 
東北地方の地震は海洋性のプレート型が注目され
ていますが福島県の主要な活断層は、阿武隈高地
の東縁部に双葉断層、福島盆地と奥羽山脈との境
目に福島盆地西縁断層帯会津盆地の西側に会津
盆地西縁断層帯、東側に会津盆地東縁断層帯があ
ります。また、県内に被害を及ぼす可能性のある
海溝型地震には、福島県沖、宮城県沖、茨城県
青森県東方沖から房総沖にかけての海溝寄り、
超巨大地震(東北地方太平洋沖型)、青森県東方
沖及び岩手県沖北部から茨城県沖の沈み込んだプ
レート内の地震があります。
 
 
新潟の地震は少し忘れられがちですが研究
者にはずっと注目されています。
 
北海道はもっと深刻です。
 
 
南海トラフばかりを心配してられないです。
でも怯えてばかりでもいられませんねぇ。